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御言葉にいきるBIBLE MESSAGE

器を砕いたマリア

堺福音教会 牧師 福留 正明

 ヨハネの福音書十二章一節~三節を読み、ベタニアファミリーの中のマリアのことを考えて見ましょう。

   
 さて、イエスは過越の祭りの六日前にベタニアに来られた。そこには、イエスが死人の中からよみがえらせたラザロがいた。人々はイエスのために、そこに夕食を用意した。マルタは給仕し、ラザロは、イエスとともに食卓に着いていた人たちの中にいた。一方マリアは、純粋で非常に高価なナルドの香油を一リトラ取って、イエスの足に塗り、自分の髪でその足をぬぐった。家は香油の香りでいっぱいになった。

   
 イエス様は、過ぎ越しの祭りの六日前にベタニアに来られたのですが、そこには死人の中から生き返ったラザロがイエス様と共に食卓につき、人々の中に混じっていましたね。また、イエス様のために食事の用意をしていたマルタが給仕しながら人々に仕えていました。

   
 私は、彼らのそのような様子をみて、マルタは人々を支え、仕える者となった土の器として、「傾けた器」と呼び、ラザロのことは、いのちの水を飲んだので、「器から飲んだ」と呼びました。ラザロは、目立つことなく人々の中に混じっていました。彼の器はいのちであふれ、イエス様と一体となる信仰の奥義を表現しました。

   
 それでは、ファミリーの中のもう一人のマリアはどうだったのでしょう。彼女は非常に高価な純粋なナルドの香油を、イエス様の足に塗り、彼女の髪の毛でイエスの足をぬぐって、「家は香油の香りでいっぱいに」なりましたね。聖書の中でとても有名な箇所なので、きっと誰もが知っておられることでしょう。

   

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