私は、皆さんの支援を受けて何度もウクライナに行っています。ウクライナ語の聖書や様々な文書をポーランドで印刷してそれを運んでいます。昨年は約60万冊のヨハネの福音書の分冊を配布しました。多くのウクライナ人がそれを読んでいます。イエスは確かにそこではたらいておられます。ということはその働きのために召された「しもべ」がそこにいるということです。「しもべ」の一人に召された私も、その中におります。ウクライナの多くの人が、その働きによって祝福されています。つまり平和な時でも戦争の時でも、イエスの働きは変わらず、イエスに従っている「しもべ」の働きも変わっていません。イエスはそこにおられ、働きが「しもべ」によって行われているからです。
日本人も、ポーランド人も、主イエスのおられるところで同じように働けるということはなんと素晴らしいことでしょう。日本の方が参加して下さっている支援によってその働きは続けられてきました。私は改めてこの機会に「ありがとうございます」と、皆さんに申し上げたいと思います、ポーランドはウクライナと国境を接していますので、直接的な支援が多く出来ています。これからも、ウクライナの人たちのために主イエスが働いて下さり、そこで主は「しもべ」を用いて下さいます。「わたしがいるところに、わたしに仕える者もいる」からです。
３．天の父は「しもべ」を誇りにしている
第三番目のポイントは、「わたしに仕えるなら、父はその人を重んじる」という言葉です。イエスは、わたしに使える「しもべ」を、天の父は重んじていると言うのです。言葉を変えれば、天の父は「しもべ」を誇りにしていると言うのです。天の父ですから、イエスのことを誇りに思うのは普通のことだと思うのですが、イエスの「しもべ」である私たちのことも誇りに思うと言うのです。天の父なる神が、人間の行う働きを見て、誇りに思うことがあるのでしょうか。長い間私は、神がわたしのことを誇りにしていると言うことを理解することは出来ませんでした。
私は、長い間子ども達のための働きに従事して来ましたが、いつも「神をほめたたえ」なさいと教え、「神をほこりに思いなさい」と話してきましたが、ここに言われていることは全く逆のことです。とても小さな存在である私たちのことを神が誇りに思うということはとても、実感できない言葉です。とても理解できない言葉だと思います。しかし、それが神の論理なのです。そうであるならば、御言葉にある通り、「私はあなたを誇りに思っています」という、天の父なる神の言葉をそのまま受けとめたいと思います。
あなたは、イエスのために何かの働きをしておられることでしょう。イエスに従って、神様の役に立つ働きをしたいと願っておられるあなたは、何を見ながらそれをしていますか？ 良い結果が得られるかもしれないと期待しながら、仕事をしておられることでしょう。奇跡的なことが起きることを祈りながら、注意深くまわりを見ているのでしょうか。