それは小さな集まりでした。1963年の話です。1964年には私たちの教会は、出席者が少なくなっており、経済的にも逼迫していましたので、閉鎖する事になっていました。その時、数名の若者たちが集まって集会を持ちました。1963年の12月でした。ブリストル教区の司教は、教会を閉鎖する前に、彼らに3年間の猶予を与え、礼拝出席者や献金の面から彼らの努力が目に見える形で認められるかどうか試すことしました。彼らは熱心に伝道活動をしたので礼拝出席者はすぐに増えましたが、献金では問題がありました。当時のブリストルは失業者であふれ、わずか6名のメンバーだけがサラリーを得ていただけでしたので、献金できる力はほとんど無かったのです。
祈りの中で彼らは、マタイ6:33が示され、この言葉通り「まず神の国と神の義を求めるなら、神はすべての者を与えてくださる・・」と信じ、それは具体的には、自分の教区以外の働きに対する「宣教」をする事であると考えて、海外宣教のためにささげる事をはじめました。その結果、1965年には、わずか87ポンド(3万円程度)献げただけでしたが、年を追うごとに増え続け、1969年には1,138ポンド(25万円)、1972年には6,000ポンド(130万円)、1974年(この年は教会設立800年記念でした)には13,000ポンド(270万円)になりました。さらに、1985年には58,000ポンド(1,200万円)、1993年には97,000ポンド(2,000万円)になったのです。
この年に、これまでの30年間に献金した額を累計してみましたら、もしこの年内に93,000ポンド献金すれば、30年間で100万ポンド(2億1千万円)献金する事になることがわかり、教会の皆に話して、一緒に祈りました。すると、結果的には97,000ポンド(2,000万円)を越す献金を献げられたのです。そして、次の目標として、合計200万ポンドという数字を掲げ、10年以内にそれが達成できるように祈りました。その祈りは2002年のイースターにそれが聞かれました。今は、300万ポンド(6億円)になるように期待し、祈っています。それが達成されたら、マルコム牧師は退職するとことを考えてもいいと話しています。
最近の礼拝には、300以上の人々が来られ、たくさんの方がまことの礼拝を献げています。ある人たちは、すでに宣教の働きに携わっています。「与える」ことは、いつも私たちに良いものを与えてくれます。神様はそれを望んでおられるのです。
与えることは、あなたにとって、よい事なのです。