バイブルウーマンの道を歩み始める
「あなたは、バイブルウーマンになるはずですよ。」「えっそんな・・・、黒い服を着て陰気な・・・、イヤダナー。」けれど、黒い服より何よりも、主の近くにいつも居たいと思うようになり、バイブルウーマンの道を歩き始めたのです。あちこちの伝道集会によくお手伝いに出かけるようになりました。ある天幕集会で、雨のために帰れないので祈っておりました時、実にハッキリと召命の御言葉をいただきました。(使徒20:28,ヨハネ15:16)この事は深く心に留めておりました。
そのころ、献身する若い人たちのために短期のバイブルスクールが再三開かれるようになり、学びの時も備えられて伝道師の按手もいただきました。
教会は第二期の新会堂に移り、救われる人も起こされて来ました。そのころの宣教師の会話に中で、深く救われる人、浅く救われる人等の話題がでましたが、分かったような、分からないような気分で理解したことを思い出します。説教の準備をするのが大変で、部厚い注解書やコンコルダンスを脇に置いて、祈りながら準備するのですが、今思えば、そんなにしなくてもと思えたでしょうが、悪戦苦闘していました。
第三期の会堂増改築のころが一番大変でしたが、このころ教勢は外側に大きく伸びてゆきました。東京圏にいる兄姉のために、東京チャペルの開設に踏み切ったのを皮切りに、数箇所のチャペルも生まれました。
70年代から90年前年ごろまで大きな伝道集会が次々に計画され、協力奉仕を通じて良い訓練を受けました。疲れた主人が「家に帰れば只の人」とか「武士は食わねど高楊枝」等と方言し、みんなを笑わせ、「教会の機関車を知っていますか?」(注・機関車は火の車という意味)と言って若い人たちに夫婦の一致の大切さを話したりしていました。